私のポートフォリオ 2023年5月

外国株式ETFの自動買付は楽そうだなあ

今月も、つみたてNISAで野村つみたて外国株投信を3万3千円買った以外は取引がありません。USMMFが300万円を超えたので、そろそろVOOを購入しなければいけないのですが、不精なので放ってあります。自動買付は楽だなあ。

新NISAの原資は1306

来年からは新NISAが始まるので、毎月30万円ずつ外国株式インデックスファンドを購入する予定です。原資は、現金がないので1306(TOPIXの株式ETF)を売却するしかないと思います。

節税額144万円

現在積み立てている野村つみたて外国株投信は、14~20年後に期限が来ますが、運用期間が20年だと原資の4倍になるでしょうから、40万円✖4=160万円くらいになるでしょう。利益は120万円となりますが、2割の税金24万円を徴収されずに受け取ることができます。6年間積み立てましたから、総計で24万円✖6年=144万円の節税になります。

NISAよりつみたてNISAの方が得だった

NISAで運用すれば、上限額が120万円だから3倍投資できますが、非課税期間は5年間なので20年間の4分の1になります。したがって、つみたてNISAの方が有利です。ただし、20年後も生きていられるでしょうか?

運用商品 割合2023年5月
1306TOPIX連動型投資信託(特定) 22%
野村つみたて外国株投信 1%
SPY(アメリカSPDRのS&P500のETF) 42%
VWO(バンガード社の新興国のETF) 10%
VGK(バンガード社のヨーロッパのETF) 7%
VOO(バンガード社のS&P500のETF) 4%
ASX(オーストラリアのETF) 2%
USMMF 1%
オーストラリアMMF 0%
DB(確定給付年金) 3%
DC(確定拠出年金) 8%
合計 100%

私が本格的に投資を始めた2010年当時の投資元本は約1億円、現在の理論評価額は3億円を超えていますが、生活費で2千万円引き出したので、実際には2億8千万です。結果として、かなりの好成績といえるでしょう。

各銘柄は、その時々の判断で購入したのですが、そんなに悪い判断ではなかったような気がします。

各銘柄について、振り返ってみましょう。

1306(TOPIXの株式ETF)

以前勤めていた会社で毎月3万円、ボーナス時10万円の社員持ち株を購入していました。約20年で合計額が1000万円になりました。リーマンショック前には2千5百万円まで評価額が増えましたが、リーマンショックで急落しました。

したがって、次に株価が上昇した時には全額売却して、国内のETFを買おうと決めました。個別株式は、上昇するときは良いのですが、暴落する恐れもあり、ひどい時には会社が倒産することもあります。私の連れ合いの持株会株式400万円は、会社が倒産して価値がゼロになってしまいました。

そこでTOPIXか日経225のETFを買おうと思ったのですが、TOPIXは加重平均で指数計算しているので、日経225よりも日本の株式市場上位の実態をよく表しているだろうと考えました。どちらのインデックスも225銘柄、2000弱の銘柄で計算しますので、会社倒産のリスクはほとんど考える必要はありません。しかし、結果として、TOPIXよりも日経225の方が値上がりしたので、失敗だったかもしれません。もし日経225で運用していれば、2~3割増えていたでしょう。

しかし、持株会株式を売却して1306(TOPIXの株式ETF)に替えたのが2013年初めなので、その直後から始まった日本銀行の異次元緩和政策をうまくとらえることができました。

その後の1306の利用方法は、分配金については海外旅行資金に充て、住宅の修繕費用、子供の教育費などは1306自体を売却しています。私のポートフォリオの大半は外貨なので、為替手数料のかからない投資資産は唯一1306だけです。今後とも1306は持ち続けて、様々な場面で活躍してもらわなければならないでしょう。

野村つみたて外国株投信

ポートフォリオ全体の1%しか占めていませんので、重要性は低い銘柄です。NISAにするか、つみたてNISAにするかは、悩みどころでした。NISAの限度額が120万円、つみたてNISAの限度額が40万円ですから、金額的にはNISAは3倍投資できます。しかし、つみたてNISAの投資期間が20年間、NISAは5年間ですから、4倍の期間非課税で投資できます。したがって、期限をフルに利用できるなら、つみたてNISAの方が有利ということになります。しかし、新NISAの実施が決定された昨年末以前には、NISAの期間がずるずると延長されていたので、どちらが良いかをはっきり判断することができませんでした。

結果的にはつみたてNISAにしておいてよかったということですが、あと20年間生きられるかという別の問題もあります。

SPY(SPDR社のS&P500ETF)

我が家で投資を始めたのは、連れ合いが2007年に1306とSPYを買った時でした。この2銘柄は、私が連れ合いに強く勧めた銘柄でした。当時は、三菱UFJ国際-eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー) や<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンドなどの低コストインデックスファンドが発売されていなかったので、世界最大のSPYが購入の検討対象に上ったのは当然の成り行きでした。

連れ合いにSPYを勧めた以上、私も買わざるを得ず、2015年に、利回りが落ちたUSMMFに見切りをつけて、3千万円以上購入しました。その後、評価額は3倍以上になったので、結果的には正解でした。

この銘柄の問題点は、信託報酬が高いことなので、最近はS&P500のETF銘柄としてVOO(バンガード社)を購入しています。

VGK(ヨーロッパのETF)、VWO(新興国のETF)

投資分散のために、アメリカ、日本だけでなく、ヨーロッパ、新興国にも投資をしました。しかし、アメリカに比べると成績が悪いので、追加投資はしていません。

ASX(オーストラリアのETF)

新大陸は、資源もあるし、人口も増えるから株式市場も成長するだろうという観点から、オーストラリアにも投資しています。