「貯蓄の心得」7

◎今日のテーマ:「貯蓄の心得」7

昨日に続いて、「投資の大原則[第2版] 人生を豊かにするためのヒント」   の第1章「まず貯蓄を始めよう」の「大きく貯める」方法の考察の続きです。

◆ 給料の5~10パーセントを天引預金すること

私は現在パートタイマーで、所得があまり高くありませんので、天引預金はしていませんが、40歳代までは、給与の3割程度を給与天引きで財形貯蓄していました。最近の財形貯蓄は魅力が全くなくなりましたので、SBI証券で、iDeCo、つみたてNISA、<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンドなどで投信積立をすることが有力だと思います。私が利用していた財形よりも、現在のiDeCo等の商品の方が、圧倒的に魅力がありますので、今の若い人たちは、とても恵まれていると思います。

◆ 「セーブ・モア・トゥモロー」(積立額を年々増やしくいくプラン)という貯蓄プランに入ろう

給与の手取り額に応じて、積立額を増やしていくことが自動的にできればよいのですが、現在の日本の金融機関では、このような仕組みがあるのでしょうか。なければ、1年に1回程度は、預金残高に応じて積立額を変更していくことが必要です。また、積立額の変更だけでなく、賞与などの臨時収入があった時などは、<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンドを臨時に追加購入することが良いと思います。

「72の法則」

投資をする人であれば、誰でも知っている法則です。

X ✖ Y =72

X(お金が2倍になる年数)掛けるY(リターンの年率)が72になるという計算式です。例えば、自分のお金を10年で倍にするには、どのくらいのリターンが必要なのか?答えは、

10 ✖ Y =72 なので、

Y =7.2% となります。7.2%というと、「そんな高い利回りの商品は無い」と思うかもしれませんが、世界最大のETFであるSPY(アメリカSPDRのS&P500のETF)の発売以来25年間の平均利回りは9%を超えています。7.2%は日本人にとっては信じられないような数字かも知れませんが、アメリカ人にとっては、ありふれた数字なのです。

ウォーレン・バフェットは整髪料代を節約して投資

資産9兆円のアメリカの著名な資産家ウォーレン・バフェットは、若いころに、床屋に行って整髪料金を払った方がいいか、それとも床屋に行かないで整髪料金を投資した方がよいかを悩んだそうです。1950年代当時、アメリカでは株式投資による利回りは6%だったそうですから、12年で2倍に増えます。