古いものを修理して使う

◎今日のテーマ:古いものを修理して使う

1973年のコート

私が家で着ているコートは、45年前に母が買ってくれたものです。当時私は、大学受験の浪人中でした。予備校に行かずに、所謂宅浪で、毎日図書館で勉強していました。冬になって寒さが厳しくなってきたので、買ってくれました。当時の洋服はしっかりしたつくりなので、今も温かいのです。

ひじ当て

ひじの部分は穴が空きましたので、10年ほど前に東急ハンズで1枚300円の皮を購入して縫い付けました。

裏地

最近は、裏地がボロボロになってきたので、裏地がないかなと探していました。NHKのドキュメント72時間でも取り上げられた、新宿駅そばの「オカダヤ新宿本店」で探したのですが、1m1000円以上の値段がついていたので、保留していました。

裏地100円

自宅の周辺を散歩していると、しもた屋で端切れの裏地を2m100円で売っていたので、喜んで買いました。裏地を縫い付けるというのは、素人には難しいものです。一度縫い付けたところ、上手くいかなかったので、全部ほどいて、もう一度縫い付けました。不格好なので、とても他人には見せられませんが、家でしか着ませんから、これでも十分です。

修理は楽しい

コストを制限して、その中でできるだけ満足のいくものにするというのは、とても満足感があります。それはちょうど俳句のように、五七五という枠の中で自由に遊ぶようなものです。このコートは、朝起きて食事が終わるまでの1時間と、風呂上りの1時間だけパジャマの受けに着ます。できれば、死ぬまで愛用したいと思っています。

リクライニングチェアの肘置き

自宅で使っているリクライニングチェアの肘置きの部分が擦り切れて中身が出てしまいました。この部分は皮ではなかったということが、初めて分かりました。私は、左の肘をいつもその部分に置いて本を読むので、その部分だけ擦り切れたのでした。

やはり東急ハンズ

そこで、東急ハンズで20cm✖30cmほどの皮の端切れを1枚300円で買って、ダイソーで購入した接着剤で、貼り付けました。全く問題なく使用しています。

靴下の穴

靴下に穴が空くと、黒の糸で縫い付けます。穴が大きい時には、その穴の大きさよりも少し大きな生地を縫い付けます。小さい穴は、生地を当てずに穴の周りを縫って穴をふさいでしまいます。そうすると、その後1~2年は、普通に履くことができません。

気にしているのは本人だけで、周りの人は全然見てない

多少ゴワゴワしますが、周りの人は他人の靴下の状態には関心がありませんから、気づくことはありません。

もったい

たいした節約にはなりませんが、「もったいない」の精神です。「もったい」とは、仏教用語で、「そのものが、この世に存在して役に立つ状態」で、そうでないことが、「もったいない」のです。