1306(TOPIX連動型上場投資信託のETF)の現状1

◎今日のテーマ:TOPIX連動型上場投資信託 1306

マンスリーレポート

私の資産の3分の1、連れ合いの資産の半分近くは1306です。1306はTOPIXに連動しているので、NHKのラジオ・テレビのニュースで動向が絶えず入手できます。価格が下がると、連れ合いの機嫌が悪くなります。そのような相場とは別に、基本的なデータを時々確認した方が良いと思いますので、マンスリーレポートを見てみましょう。

インデックス型ETF

1306は、追加型投信で、国内株式インデックス型ETFです。データは、 2018年11月30日現在です。

純資産総額は8兆円超で、日本最大

設定日は2001年7月11日で上場は、その2日後の13日です。純資産総額は、84,345 億円ですが、日本銀行が異次元緩和を実施してから急に増大しています。組入銘柄数は2,109 銘柄です。

東証一部の時価総額加重型

投資方針は、TOPIXに連動する投資成果を目指します。TOPIX(東証株価指数:TOPIXはTokyo Stock Price Indexの略称)は、東証市場第一部に上場しているすべての日本企業(内国普通株式全銘柄)を対象とした、時価総額加重型の株価指数です。TOPIX は、1968年1月4日を基準日とし、基準日の時価総額を100ポ
イントとした場合、現在の時価総額がどの程度かを表します。

最近1年のリターンはマイナス

次に価格の騰落率です。最近1年はマイナスになっています。また、3年で見ても6.2%しか上昇していませんから、あまり芳しい成績ではありません。更に2001年の7月でもわずか40.1%ですから、年平均2%に過ぎません。

累積騰落率 基準価額 TOPIX
1か月 1.3% 1.3%
3か月 -3.1% -3.9%
6か月 -5.3% -4.6%
1年 -6.7% -7.0%
3年 6.2% 5.5%
2001年7月の設定来 40.1% 35.8%

分配率は1.6%

過去5年間の分配金、基準価額、配当率です。株価はかなり変動しますが、分配率はあまり変動せず、1.6%前後です。2016年だけ2.2%という高い数字になっていますが、ちょうどこの時チャイナショックが発生したので、分配金の割に基準価額が急落したためです。

決算日 分配金(円) 基準価額(円) 配当率
2018年7月10日 3,050 175,624 1.7%
2017年7月10日 2,600 164,884 1.6%
2016年7月10日 2,730 122,884 2.2%
2015年7月10日 2,300 161,179 1.4%
2014年7月10日 2,060 127,782 1.6%