連れ合いの運用実績2019年5月の評価益は国産車1台分

◎今日のテーマ:連れ合いの運用実績2019年5月

現在の評価益は国産車1台分

パートタイマーで蓄財し銀行に預金

連れ合いは、30歳までサラリーマンで、子育てにある程度めどが立った段階から、書店でパートを始めました。その後、秘書検定、簿記などの資格取得に励み、現在零細企業でパートタイマーとして働いています。毎年の貯蓄額は100万円か200万円程度ですが、20年も働いていると、まとまったお金になります。2016年までは、その資産は、以前勤めていた会社の従業員持株会で買い続けた個別株式400万円以外はすべて銀行預金でした。

ハイパーインフレ対策

日本の国債残高がどんどん膨れ上がっていく中で、近い将来ハイパーインフレになる恐れがあると思った私は、連れ合いに1306(TOPIX連動型上場投資信託のETF)とSPY(アメリカSPDRのS&P500のETF)をかうことを強く勧めました。しかし、それは2017年で最悪のタイミングでした。

投資した直後にリーマンショック

買った直後からサブプライム問題がニュースに出るようになり、2008年9月にはリーマンショックが起きました。一部にサブプライム問題を警戒している人はいましたが、リーマンブラザースが破綻することまで予想した人はほとんどいませんでした。最終的に、アメリカ政府がリーマンを見捨てたのでした。

モラルハザード

大きな銀行は潰せないという、モラルハザードに一石を投じたのでした。私の連れ合いの1000万円の投資金額は、評価額が500万円以下になりました。私は連れ合いから毎日のように責められ、帰宅するのもつらい状況が続きました。連れ合いは、「一旦売却して、もっと安くなったら買い戻すべきだ」と主張しましたが、私は「何もしなければ、いずれ回復するから、何もしない方が良い」という議論、というか、喧嘩を繰り返しました。結局、何もせずに5年が過ぎました。

異次元緩和

2013年頃になると、日銀の異次元緩和によって1306の価格が回復し始めました。そこで、少し元気になった連れ合いは、1306を買い増す行動に出ました。私も再び、SPY(アメリカSPDRのS&P500のETF)を買うことを薦め、最近は信託報酬の安いVOO(バンガード社のS&P500ETF)を買い増しましています。

チャイナショック、米中貿易戦争

2015年夏にはチャイナショックが起こり、最近は米中貿易戦争で株価が低迷していますが、いずれ決着するか、小康状態に戻ると思います。個別株式は倒産する恐れがありますが、ETFは、5年、10年待っていれば必ず回復して成長します。私も連れ合いも、ETFの価格が下がったから売るという行動はとりません。Buy and Hold(バイ&ホールド:買いっぱなし)が良いと思っています。