私のポートフォリオ 2020年9月

日本株が相対的に増加

今月もつみたてNISAに33,000円を積み立てた以外は売買をしていません。1306(特定)が24%から26%に増加しましたが、これは売買による増加ではなく、1306(TOPIX連動型上場投資信託(ETF))の株価が上昇したことと、SPY(アメリカSPDRのS&P500のETF)等の評価額が円高の影響で小さくなったために、相対的に大きくなったと思います。この円グラフで、1306に(特定)を付けて特定口座を表しているのは、過去において1306のNISAも保有していたことがあったので、それと区分するために(特定)を付けていたのです。ただし、SPY等他のETFも特定口座なので、次回からはこの(特定)を外すことにします。

「特定口座」とは

特定口座内の取引について、証券会社が客に代わって上場株式等の譲渡損益や配当金等を計算し、税額を算出して「特定口座年間取引報告書」を作成する仕組みです。

  • 源泉徴収ありの場合:證券会社が納税手続きを行いますので、確定申告は不要です。
  • 源泉徴収なしの場合:「特定口座年間取引報告書」を利用して簡便に確定申告を行えます。

なお、譲渡損の繰越控除を利用する場合、また他の口座との損益通算をする場合は、確定申告が必要です。私は、SPY等海外のETFの二重課税分を還付してもらうために、毎年確定申告をしています。

私のポートフォリオの特徴は以下の5つです。(時計回り)

  1. 国内ETF:1306(特定)
  2. つみたてNISA:野村つみたて外国株投信
  3. 外国ETF:SPY、VGK、VWO、VOO、ASX
  4. 外貨MMF:USMMF、オーストラリアMMF
  5. 個人年金:財形年金、DB、DC

これを見ると、各種制度を利用して比較的幅広く分散運用していることが分かります。

1306は、野村証券系のTOPIX連動型上場投資信託(ETF)で、純資産総額は日本最大です。しかし、現在は1308( 上場インデックスファンドTOPIX)の方が信託報酬が安いので、これからTOPIXのETFを買う人は、1308の方が良いでしょう。かといって、1306を売って、1308に買い替えるほどでもないと思います。

国内の代表的なETFには、TOPIX型と日経225型の2種類があります。

TOPIXと日経225の主な違い

TOPIXと日経225の大きな違いは、主に銘柄数とウェイト算出方法の違いからくる組入れ銘柄の違いです。まず、企業別にみると、日経225は固有銘柄の比率が高く、構成比率上位10銘柄の合計比率はTOPIXが17.3%、日経225が37.0%です。日経225の第1位はファーストリテイリングで9.9%の比率を占めますが、この銘柄はTOPIXの上位10社には登場しません。次のソフトバンクはTOPIXにも登場しますが、第3位以下第10位まで、すべての銘柄がTOPIXには登場していません。その理由はTOPIXが時価総額加重型であるのに対し、日経225は株価平均型であるからです。

どちらに投資すべきか

それでは、ETFに投資する時には、どちらが良いのでしょうか。市場の状況をよく表すとされるのは、時価総額加重型ですので、TOPIX型ETFが良いと考えられ、私もTOPIX型を保有しています。しかし、最近数年間は日経225の株価上昇率が高かったので、日経225を持っていた人の方が利益が出ています。

TOPIXと日経225の構成比率上位10銘柄(2020年6月)

TOPIX構成銘柄 比率 日経225構成銘柄 比率
トヨタ自動車 3.5% ファーストリテイリング 9.9%
ソニー 2.1% ソフトバンクG 5.3%
ソフトバンクG 1.9% 東京エレクトロン 4.2%
キーエンス 1.8% ファナック 3.1%
武田薬品工業 1.5% KDDI 3.1%
NTT 1.5% 中外製薬 2.8%
三菱UFJ FG 1.3% ダイキン工業 2.7%
任天堂 1.3% テルモ 2.7%
リクルートHD 1.2% 信越化学工業 2.0%
第一三共製薬 1.2% 京セラ 2.0%
17.3% 37.9%

厚切りジェイソン

数日前に、厚切りジェイソンのポートフォリオを、言葉で説明していたので、それを再掲します。なお、彼の略歴は以下の通りです。

ジェイソン・デイヴィット・ダニエルソン 1986年4月9日生まれ。アメリカ・ミシガン州出身。小さな頃から勉学が得意で「出された宿題を学校から帰宅する車の中でさっさとしてしまうような子供だった」と述べている。その優秀さから、17歳の時にミシガン州立大学に飛び級入学し、その後イリノイ大学アーバナ・シャンペーン校・大学院に入学・卒業した。

2005年訪日時に知り合った日本人女性と2007年にアメリカで挙式。2017年1月1日現在、3人の娘がいる。タレント活動で得る収入のほか、会社での役員報酬、シカゴに所有しているマンションの家賃収入もある。

彼のポートフォリオの考え方は以下の通りです。

「僕はS&Pインデックスファンドを保有しています。投資は長期で分散することが基礎の基礎。感情に左右されずに、いろんな業界、いろんな国、いろんな地域を網羅して、定期的に同じ金額を掛けつづけることがポイントだね。短期的に上がったり下がったりしても、長期間やっていくと、いままでの歴史の中ではそういうやり方で下がったことはないです。」

  • S&Pインデックスファンド
  • 長期
  • 分散(業界、国、地域を網羅)
  • ドルコストインデックス法

以上が彼の方針ですが、私とほぼ同じです。違うところは、彼は現在30代で、仕事の収入が多いので、定期的に同じ金額をかけ続けていますが、私はリタイアしていて働いていませんので、つみたてNISA以外はドルコストインデックス法を使っていない点だけです。