自分のお金になすべきこと

ボーナスの季節

ボーナスの時期になりました。新型コロナショック前と同じ程度に出た会社、コロナバブルが続いて多額のボーナスが出た会社、5万円だけ出た会社など、人により、会社により、業種によって様々です。

来年のお金の取り組み

一方で、12月は来年のお金のことを考える時です。どのメディアも、来年の経済、株式相場、為替相場などを予想しますが、はっきり言って、それらは全くあてになりません。私は数年間、それらの専門家の予想データを12月に集めましたが、人によって、上がると言う人もいるし、下がると言う人もいます。1年後に実績と突き合わせましたが、ほとんどだれも当たっていません。当たっていたとしてもそれは、ただのまぐれ当たりです。

影響を与える要素要素

ある程度当てになるのは、それらの相場に影響を与える要素だけであって、その要素の大きさがどの程度か、また、いつの時期に影響を及ぼすかによって相場は大きく変動します。そして事前にわかる要素以外に、新たな要素が発生します。将来を見通すことはできないのです。私の子供が、12月のボーナスを投資するタイミングについて、「安い時に買えば良い」といったので、「将来の予測は誰もできない。お金ができたら、すぐに買っておくのが良い。」とアドバイスしました。

来年のお金の取り組み

さて、新年を迎えるにあたって、やるべきことを考えるタイミングですので、ザ・アセントの2021年12月2日の記事で、個人が自分のお金についてなすべきことを勉強しましょう。以下は拙訳です。

個人のお金のエキスパートたちは、この一つのことをすべきだと同意します

貯蓄を自動操縦にすることは、手間のかからない貯蓄法

キー・ポイント

  • 貯蓄を自動化することにエキスパートは賛成する

  • 口座振替金額をカバーするのに十分な額を当座勘定口座に確保する

  • 貯蓄は意図した目的のためだけに使う

世の中には相反するお金のアドバイスがあります。例えば、何にでもクレジット・カードを使えと言うエキスパートもいます。一方で、何に対してもクレジットカードを使うなというエキスパートもいます。そしてさらに多くのエキスパートが、クレジットカードを入手し、ただし、必ず慎重に使いなさいと言います。

様々な意見がありますが、少なくともどのお金の専門家も少なくとも一つのこと、つまり、貯蓄する必要がある、と言います。驚くような話の展開があっても、ほとんどのパーソナル・ファイナンスの専門家は貯蓄する最良の方法について実質的に賛成し、それは、自動化ということです。

「設定して忘れる」貯蓄方法

貯蓄を自動化するのは簡単で、手間いらずで貯蓄勘定に着実に追加できます。知らない間に貯蓄してくれて、手作業で口座から口座に移動させるのを忘れないでおいたり、時間をかける必要がありません。自動貯蓄をするために必要なものは当座勘定で、理想的には直接預金と別個の貯蓄口座です。ほとんどの銀行では銀行口座間の自動送金の設定ができます。自動貯蓄を設定するためには以下のことを決めなければいけません。

  • どのくらいの頻度で貯蓄口座に送金したいか?

  • 毎回いくら送金したいか?

多くの人にとって給料日後に貯蓄額を送金するのは、最も理にかなっています。そこで、もし2週間ごとに支払われるなら、2週間ごとに給料が支払われた後に送金するのです。

いくら貯蓄するかについては、予算次第です。もし2週間ごとに送金する場合に、増える貯蓄額が分かる早見表は以下の通りです。

2週間ごとの送金額 年間貯蓄額
$25            $650
$50         $1,300
$75         $1,950
$100         $2,600
$150         $3,900
$200         $5,200
$250         $6,500

少しずつの送金が効果的です。御覧の通り2週間の給料で、わずか25ドル貯蓄すれば、それでも年間で650ドルを貯蓄することができます。

残高を知る

頻度と金額がどうであれ、銀行口座勘定残高を確保すれば収入金が賄ってくれます。過度な金額を送金するよりは控えめの方が良いでしょう。

もし給料日ごとに不安なく50ドルの送金が可能だとして100ドルも不可能ではない場合には、50ドルに抑えておくのです。たくさんあるときには手作業で、より多くのお金をいつでも送金できます。まさかの時のために、当座預金口座はかすかすの余裕しかないのは避けましょう。

更に、予算方針や留意事項を作るべきです。送金するのを忘れて、実際に持っている金額以上に持っていると思い込んで買い物をするのは良くありません。当座借り越し手数料は、大きく響きます。

手を付けない方針を貫く

貯蓄のためには、自動送金が素晴らしい成果を上げます。しかしこうした蓄えは手元にあって初めて役に立ちます。だから、貯蓄口座に厳格に手を付けないでいる事が重要です。貯蓄に手を付けることが許されるのがいつなのかを決める最良の方法は、その貯蓄の目的を始める前に決めておくことです。

例えば、緊急用資金が無ければ、それが良い目的になります。

そして、自分で作ったルールに従うのです。もし緊急用資金を作っているのなら、本当の緊急事態にならなければ手を付けないことです。良い買い物があるから見逃せないというようなことをしてはいけません。

ニーズとゴールを考える限り、自動貯蓄は素晴らしい方法です。とても素晴らしいので、たいていは反対するファイナンシャル専門家でさえ賛成します。