VTI:バンガード トータルストックマーケット ETF 2021年12月

国内株式は2割だけ

私のポートフォリオでは、国内株式は2割だけで、それ以外はアメリカを中心が海外に分散投資しています。また、現金は当面の生活に必要な数百万円を銀行預金や証券会社のMRFにしています。

アメリカの株式に投資することのメリットを考えてみます。

1.個人資産が増える

このブログで紹介しているように、私の金融資産は11年間で2.5倍に増えました。リーマンショック直前の2007年に投資を始めた連れ合いは、最初の7年間、投資元本を下回っていたものの現在は1.6倍に増えました。数年間では赤字になることはあっても、そのまま持っていれば10年後、20年後には金融資産が増えているでしょう。

2.日本の経済を潤す

アメリカ企業の独占利潤の一部を取り戻す

アメリカ株は平均して税引き前2%弱の分配金(配当)が支払われ、毎年税引き後で1%以上の分配金を受け取れます。日常生活で、日本人はアメリカの企業に毎年、多額の支払いをしています。ほとんどの人はアマゾンで買い物をしますが、その利益はアメリカに移転します。パソコンソフトのWindowsやOfficeのエクセル、ワードなどに数万円を支払いますが、それのほとんどは独占利潤で、アメリカの利益になります。日本人は普通に生活しているとアメリカの企業に多額の利益をもたらしているので、その何分の1、何十分の1でも分配金で受け取ったり、株式が値上がりした時に売却することで取り戻して、日本経済を潤すことができるのが、アメリカ株への投資です。

日本企業に投資して、アメリカ企業ほどの値上がりがあれば、もう少したくさん日本企業に投資したいのですが、残念ながら、現在日本企業にはアメリカ企業ほどの魅力がありませんので、投資対象のメインは当面アメリカ企業にするしかありません。

VTIデータの日本語翻訳

世界最大級の資産運用会社であるバンガード社の日本法人(バンガード・インベストメンツ・ジャパン株式会社)が2021年2月28日をもって廃業しました。その結果、日本語版のETFの商品説明をやめてしまったので、英語版を日本語に翻訳してその内容を確認します。

製品概要

CRSP US Total MarketIndexのパフォーマンスを追跡しようとします。
大型株、中型株、小型株は、グロース株とバリュー株に分散しました。
パッシブ運用によるインデックスサンプリング戦略を採用しています。
ファンドはフル・インベストメントです。
費用が少ないため、ネットトラッキングエラーが最小限に抑えられます。

ETFの事実

  • 資産クラス:国内在庫-一般
  • カテゴリー:ラージブレンド
  • IOVティッカーシンボル:VTI.IV
  • 経費率: 2021年4月29日現在 0.03%
  • CUSIP:922908769
  • ETFアドバイザー:バンガードエクイティインデックスグループ

価格と利回り

  • 市場価格:2021年12月16日現在  $ 236.58
  • NAV:2021年12月16日現在  $ 236.58
  • 30日間のSEC利回り:2021年11月30日現在 1.17%B
  • プレミアム/ディスカウント:0.05ドル

リスクの可能性

リスクレベル4

中程度から積極的なファンド

中程度から積極的と分類されるバンガード ファンドは、幅広く分散されていますが、実質的にすべての資産を普通株で保有しているため、株価の大きな変動の影響を受けます。 これらのファンドは、長期的な投資期間 (10 年以上) を持つ投資家に適している可能性があります。

パフォーマンス

平均年間収益 2021年11月30日現在

⇒ 先月より大幅に下落しましたが、まだ高い水準を維持しています。

1年間 3年間 5年間 10年間 2001年5月24日設定以来
Total Stock Market ETF 26.50% 20.23% 17.55% 15.95% 8.88%
Spliced Total Stock Market Index (ベンチマーク) 26.50% 20.25% 17.56% 15.97% 8.90%

10,000ドルの仮想成長 2021年11月30日現在

⇒ 10年前に1万ドル投資していたら、現在は43,934ドルに増えていたという図です。VOOは44,573ドルですから、全アメリカよりS&P500の方が成績が良かったということになります。

ポートフォリオ構成 株式セクターの分散化

セクター トータル・ストック・マーケット ETF CRSP US Total Market Index (ベンチマーク)
素材 1.90% 1.90%
一般消費財・サービス 16.50% 16.50%
生活必需品 4.40% 4.40%
エネルギー 2.90% 2.90%
金融 11.10% 11.20%
ヘルスケア 12.40% 12.40%
資本財・サービス 12.60% 12.60%
不動産 3.50% 3.50%
情報技術 29.50% 29.40%
コミュニケーション・サービス 2.60% 2.60%
公益事業 2.60% 2.60%

特徴 2021年11月30日現在

  • 株式数:4156
  • 純資産総額:1.3兆ドル
  • 上位10銘柄の割合:26.0%
  • 外国の持ち株:0.1%

月末の持ち株 2021年11月30日現在

順位 銘柄 割合
1.Apple Inc.        5.60%
2.Microsoft Corp.      5.30%
3.Alphabet Inc.       3.50%
4.Amazon.com Inc.     3.20%
5.Tesla Inc.         2.00%
6.NVIDIA Corp.       1.70%
7.Meta Platforms Inc.    1.70%
8.Berkshire Hathaway Inc.  1.10%
9.JPMorgan Chase & Co.  1.00%
10.Home Depot Inc.    0.90%

NVIDIA Corporation

アメリカ合衆国カリフォルニア州サンタクララにある半導体メーカーであり、半導体の中でも特にGPUを汎用計算用途に拡張したGPGPUの設計に特化しています。

ホーム・デポ

アメリカ合衆国ジョージア州に本社を置く住宅リフォーム・建設資材・サービスの小売チェーンで1978年に設立され、1979年、アトランタ郊外において百貨店のJ.C.ペニーからリースされたスペースを使って最初の2店舗を開店しました。