リタイヤに向けて個人資金をどう準備するか?

定年退職時に考えなければいけないこと

定年退職後の金銭面の状況はどうなるかということには、不確定要素が多くあります。

  • 再就職すべきかどうか?
  • 再就職先をどのように見つければよいか?
  • フルで働くか、嘱託などのパートタイムにするか?
  • 年収がどれだけ減るか?
  • 住民税は退職後の1年間、現役時代の金額が適用されますので、その準備が必要です。
  • 退職後1年間は健康保険の任意継続が保険料が安いのですが、2年目は国民健康保険に切り替えた方が保険料が安くなるので、その手続きをタイミング良くすることが必要です。
  • 退職金や今まで貯蓄してきた銀行預金をどう運用すべきか?
  • 従業員持ち株会の株式を個別株式として受け取りますが、それをどうすべきか?
  • 確定給付年金の受け取りは60歳から始まりますが、何年間の受け取りにするか、あるいは一部を一括で受け取るべきか?
  • 確定拠出年金は現在の運営管理機関のままで良いか?運用商品を変えた方が良いか?受給はいつから始めるべきか?

ちょっと思い出しただけでも、これだけあります。そして、一般常識を身につけるために、日経新聞などの記事を日ごろからよく読んだ上に、退職時のノウハウを特集しているムックを購入して勉強しました。

リタイヤ時にアメリカでは何に気を付けているのかについて、ファイナンシャル・プランナーのアドバイスをインサイダー社の2021年12月21日の記事で勉強しましょう。以下は拙訳です。

年末までに自分の退職資金になすべきことをファイファンシャル・プランナーに尋ね、すぐに使えるヒントが3つありました

  • 最近数年間リタイヤのための貯蓄に留意していて、適切な対応をするように努めています
  • そこで、年末までに何をすべきかについて、ファイナンシャル・プランナーに話しました
  • 目標に向けてリバランスし、戦略と積立金を見直して、すべてを最大にすると言われました
  • バンガード・パーソナル・アドバイザー・サービスを確認して、必要な投資アドバイスを手に入れ、望んでいる生活を築くのに役立てるのです

自分の個人資産に注意を払うことはパートタイムの仕事のように感じることがあります。予算をアップデートし、投資を確認し、リタイヤの貯蓄目標に合うように順調に進んでいることを確実にして、毎日良質な時間を過ごしています。

年末が近づくにつれ、将来自分の資金に大いに影響する過ちをしていないことを確認したいと思います。

このため、2021年にお金をどう管理したかを振り返るだけでなく、年が終わる前になにかすべきことがあるかどうかを見ようと思います。そこで、2022年になる前に、自分のリタイヤ資金をどうすべきかについて、二人のファイナンシャル・プランナーに尋ねることにしました。

1.リタイヤ資金を目標額に合わせてリバランスする

今年個人資金を振り返り始めた時、退職勘定口座がきちんと管理されているのかと、思い始めました。

ファイナンシャル・プランナーのメリッサ・ウォルシュは、退職勘定の目標アセット・アロケーションを見直し、もし必要なら、目標に合わせて取引を行い、勘定を戻すように調整することを勧めます。

「例えば、もし目標が株式80%、債券20%で、現在の退職勘定は株式86%、債券14%なら、勘定を目標に戻すために株式をいくらか売って、債券を買った方が良い」とウォルシュは言います。

「このことは、2021年のように1年中株式が著しく上昇した年には特に重要です」と付け加えました。「少なくとも毎年勘定をリバランスするという規律を維持することによって、最近の利益の一部を確保し、過度にリスクを取らないようにすることに役立ちます。」

2.投資戦略と賭け金額を再検討する

私は3年前にリタイヤを真剣に考え始め、その時30歳でした。毎月自分の資金にいくらずつ掛けて行きたいかを計画しました。ウォルシュは、12月に掛け金総額と全体の投資戦略を再検討することを勧めました。

「最近の新型コロナの2年間を経て、人生は予期しない方向に向かいうるということを私たちはみんな知ったのは明らかです。「もし最後に退職勘定を見直してからリタイヤ・プランが変わったのなら、退職勘定にいくら入れるのか、そしてそのお金をどのように投資するのかについて、時間をかけて考えることです。」

元々予期していたよりも早くリタイヤする人の例を、彼女は挙げた。

その場合、ウォルシュによれば、「退職勘定をより保守的にし、あるいはもっとたくさんの掛け金を入れることを考える必要があるかもしれません。」と言います。「同様にして、もしリタイヤが延びるようであれば、退職勘定をもっとアグレッシブに投資すべきか、そして、見直したリタイヤ時期に向かって十分な貯蓄をするべきかを考えるのです。」

3、退職勘定を確実に最高額にする

退職資金に毎月掛けようとしたけれど、目標に届かない金額しか入れられない月もありました。

ファイナンシャル・プランナーのトーレン・テイゲンは、年末までに、IRAと雇用者が負担する退職・プランに十分な掛け金、つまり、雇用者がマッチングする最大限の掛け金を入れたかを確認することを勧めています。

以上が拙訳でした。

  1. リタイヤ資金を目標額に合わせてリバランスする
  2. 投資戦略と賭け金額を再検討する
  3. 退職勘定を確実に最高額にする