私のポートフォリオ 2023年6月:2年半で1億円増えて3億円到達

2年半の資産運用で1億円増加

資産評価額は先月より1800万円増えて、3億円に達しました。2億円に達したのが2020年12月ですから、それから2年6か月で1億円増えたことになります。私は、2020年1月にリタイヤーして年金生活者になりましたから、この1億円増加は資産運用だけの結果です。

運用商品 割合2023年6月
1306TOPIX連動型投資信託(特定) 22%
野村つみたて外国株投信 1%
SPY(アメリカSPDRのS&P500のETF) 43%
VGK(バンガード社のヨーロッパのETF) 10%
VOO(バンガード社のS&P500のETF) 7%
VWO(バンガード社の新興国のETF) 4%
ASX(オーストラリアのETF) 2%
USMMF 1%
豪ドルMMF 0%
DB(確定給付年金) 3%
DC(確定拠出年金) 8%
合計 100%

株式ETFを持っているだけ

資産運用と言っても、やっていることは、つみたてNISAを毎月33,000円ずつ自動積立していることと、外国株式ETF分配金をVOO(バンガード社のS&P500ETF)に投資しているだけです。デイトレーダーのようなことをやらなくてもETFやインデックス投信だけで資産は増えます。

テレビ・ラジオの株式情報に踊らされない

テレビではストック・ボイスや日経CNBC、ラジオではラジオNIKKEIで、個別株式の動向を報じ、利益確定、損切、やれやれの売り、戻り待ちの売り等の専門用語が飛び交っていますが、私にとっては別世界のことです。

若者の蓄財は低コストインデックスファンド

20代、30代の若者は低コストインデックスファンドで蓄財を始めていますが、60代、70代のシニア層は個別株式を売り買いする人が多いようです。

低コストだがリスクが大きい個別株式

実は、やりようによっては、個別株式の方が低コストで済む場合があります。ETFやインデックスファンドの場合には、ファンドマネージャがいて、その人件費や経費を負担しなければならず、毎年信託報酬がかかりますが、個別株式にはかかりませんから、売買手数料だけ支払えばよいのです。ネット証券の売買手数料は低コストですから、一度買って、10年、20年と持ち続ければ、投資信託の信託報酬より安くなります。保有銘柄数が少ない場合には、倒産や株価急落の恐れがあるので、コストは低いのですがリスクは大きくなりがちです。リスクとは、日本語の危険と言うことではなく、株価の変動率のことです。

個別株式は趣味の世界

十数年前まで、私と連れ合いは、それぞれが勤めていた会社の社員持ち株会の株式を保有していましたが、私の場合は取得価格の2.5倍になり、連れ合いは倒産でゼロになりました。ゼロになるだけでなく、2.5倍になることもリスクが高いという表現をします。このように、個別株式は、コストは安いけれどもリスクが大きいということになります。普通の趣味はコストが高いのですが、個別株式の場合にはリスクが大きいということです。

今後のポートフォリオの方向

2024年から新NISAが始まり、毎年360万円投資することができます。この原資は、1306(TOPIXの株式ETF)を売却して作ろうと考えていましたが、最近日本株式が好調で、しばらくは成長が期待できそうですから、この代わりに、毎年受け取る外国株式ETFの分配金(USMMF)を充当することもできると(この文章を書いている、たった今思い始めました。そうすれば、1306を売却する場合の所得税を支払わなくて済みます。

つみたて投資枠は野村証券の「はじめてのNISA」

ただし、USMMFを使って外国株式ETFを買えるのは、成長投資枠の240万円だけで、つみたて投資枠120万円は投資信託にしなければなりません。これについては野村の「はじめてのNISA・米国株式インデックス(S&P500)」か「はじめてのNISA・全世界株式インデックス(オール・カントリー)」を買おうと思っています。私は、野村證券1社しか証券口座を持っていないので、他社の低コストインデックスファンドを買うことができません。


野村アセット、低コストの「はじめてのNISA」設定へ=全世界株式は0.05775%と業界最低水準=7月10日設定

2023年06月26日 時事通信社

(出所)野村アセットマネジメント(出所)野村アセットマネジメント(クリックで表示)

野村アセットマネジメントは、低コストのインデックスファンド「はじめてのNISA(愛称:Funds-i Basic)」シリーズを7月10日に設定すると発表した。国内外の株式指数に連動する投資成果を目指す5ファンド。野村證券で取り扱いを開始し、順次、販売会社を拡大する予定だ。

このうち「MSCI ACWI(配当込み、円換算ベース)」をベンチマークにする「はじめてのNISA・全世界株式インデックス(オール・カントリー)愛称:Funds-i Basic 全世界株式(オール・カントリー)」の信託報酬は、年率0.05775%(税込み)と業界最低水準に設定する。

同社では「少額投資非課税制度(NISA)の拡充・恒久化が予定されている中、投資未経験者を始め幅広い年代の方がNISAを利用するきっかけにしてもらいたい」と指摘、現在の「つみたてNISA」や、1月にスタートする新しいNISAの「つみたて投資枠」と「成長投資枠」の対象商品とする方針だ。