娘がインドの株式ファンドに興味を持ったので、調べてみました。
最近1か月で資金流入の大きいファンドのランキングです。61位の銘柄はインデックスファンドですが、それ以外はすべてアクティブファンドで、購入時手数料が3%台、実質信託報酬は2%前後です。こんなに高くては買う気はしません。61位の iFreeNEXT インド株インデックス 大和アセット は、購入時手数料はゼロですが、実質信託報酬が0.7810%なので、インデックスファンドとしてはかなり高めです。iFreeNEXTの銘柄が好調に推移すると、三菱UFJやSBIもこれから同様の商品を発売するかもしれません。
iFreeNEXT インド株インデックス
設定日: 2023年3月13日 ⇒ 発売されたばかり
運用方針:主として、「インド株インデックス・マザーファンド」を通じて、インドの株式(信託財産の規模によっては、日本国債に投資するとともに、インドの株価指数を対象とした先物取引を利用する。同指数との連動をめざすETFに投資する場合がある。)に投資し、「Nifty50指数(配当込み、円ベース)」の動きに連動させることをめざして運用を行う。原則、為替ヘッジを行わない。
順位 | ファンド名 | 運用会社 | 資金流入(1カ月)(億円) | 購入時手数料(%) | 実質信託報酬(%) |
11 | 高成長インド・中型株式ファンド | 三井住友DS | 116 | 3.85 | 2.0505 |
24 | インド消費関連ファンド | イーストスプリング | 60 | 3.3 | 1.9497 |
26 | 新光ピュア・インド株式ファンド | AMOne | 54 | 3.3 | 2.0600 |
31 | 高成長インド・中型株式ファンド(年1回) | 三井住友DS | 47 | 3.85 | 2.0000 |
61 | iFreeNEXT インド株インデックス | 大和アセット | 28 | 0 | 0.7810 |
66 | ダイワ・ダイナミック・インド株ファンド | 大和アセット | 25 | 3.3 | 1.8480 |
67 | インド株式オープン | イーストスプリング | 25 | 3.85 | 1.9497 |
71 | 野村インド株投資 | 野村アセット | 24 | 3.3 | 2.2000 |
95 | 新生・UTIインドファンド | SBI | 15 | 3.85 | 1.9540 |
インドに限らず、新興国全体に投資する場合には、SBIインデックス新興国株式の実質コストが圧倒的に低い。
順位 | ファンド名 | 信託報酬(税込) | 実質コスト(税込) | 純資産総額(億円) |
1 | SBIインデックス新興国株式 | 0.18% | 0.19% | 202 |
2 | eMAXIS Slim新興国株式 | 0.19% | 0.36% | 1,080 |
3 | ニッセイ新興国株式 | 0.19% | 0.50% | 33 |
3 | たわらノーロード新興国株式 | 0.19% | 0.53% | 166 |
5 | My SMT新興国株式 | 0.19% | 0.42% | 5 |
6 | 楽天インデックス新興国株式 | 0.21% | 0.28% | 29 |
7 | iFree新興国株式 | 0.37% | 0.66% | 108 |
7 | インデックスファンド海外新興国株式 | 0.37% | 0.71% | 412 |
7 | 三井住友・DC新興国株式 | 0.37% | 0.61% | 54 |
7 | Smart-i新興国株式 | 0.37% | 0.68% | 39 |
SBI・新興国株式インデックス・ファンド
(愛称:雪だるま(新興国株式))
運用方針:新興国の株式市場の動きを捉えることを目指して、FTSEエマージング・インデックス(円換算ベース)に連動する投資成果を目標として運用を行います。
ベンチマーク:FTSE・エマージング・インデックス(円換算ベース)
買付手数料(税込):なし
信託報酬 (税込)/年:0.176%程度
トータルリターン ⇒アメリカ、日本、先進国に比べて、最近10年間は、新興国のリターンが低かった。
1ヵ月 | 6ヵ月 | 1年 | 3年 | 5年 | |
本ファンド | 2.41% | 1.11% | 2.08% | 13.60% | 4.98% |
カテゴリ平均 | 3.74% | 3.80% | 2.85% | 12.35% | 3.38% |
マザーファンドにおける投資信託証券(ETF)の資産状況
新興国全体に投資すると、中国が3割、台湾が2割弱を占めていて、インドは2割弱しか占めません。現在及び今後の世界情勢を見れば、中国の勢いが衰えてインドが成長するだろうと考えますから、インドの割合の低い新興国インデックスファンドはあまり魅力を感じません。私自身も2016年に新興国のETFを購入して以来、追加購入はありません。少し信託報酬が高くても、iFreeNEXT インド株インデックスの方が魅力的に見えます。
組入上位国・地域
組入上位10銘柄
銘柄名:国・地域:業種:比率
- 台湾セミコンダクター・マニュファクチャリング・カンパニー:台湾:情報技術:7.22%
- テンセント・ホールディングス:中国:コミュニケーション・サービス:3.95%
- アリババ・グループ・ホールディング:中国:一般消費財・サービス:2.42%
- リライアンス・インダストリーズ:インド:エネルギー:1.62%
- メイトゥアン:中国:一般消費財・サービス:1.10%
- チャイナ・コンストラクション・バンク:中国:金融:1.00%
- インフォシス:インド:情報技術:0.94%
- ハウジング・デベロップメント・ファイナンス:インド:金融:0.93%
- ブラジル石油公社:ブラジル:エネルギー:0.82%
- ヴァーレ:ブラジル:素材:0.80%