◎今日のグラフ:VOO(バンガード社のアメリカのS&P500のETF)の分配金
S&P500のETFでもSPYだけでなくVOOに資産分散
野村証券から、外国証券分配金支払いのお知らせが3枚届きました。そのうちのバンガード社アメリカのS&P500のETFの分配金について説明します。1306(TOPIX連動型上場投資信託のETF)の配当は年間で1回、7月だけです。VOOは年4回の受け取りで、それはすべて、ノムラ外貨MMF US マネーマーケット ファンドで受け取ります。このUSMMFを円に換金すれば為替手数料がかかってしまいますから、私の場合、USMMFのまま置いておき、ある程度金額がまとまったところで、再びVOOなどの外貨ETFを買おうと思っています。効率性だけを考えるならば、運用会社のバンガード社で、分配金を払わずにVOOに再投資してくれればいいのですが、そうするとVOOの価格がS&P500のの指数と乖離してしまうという事情があるのでしょう。S&P500のETFについては、最初はSPY(アメリカSPDRのS&P500のETF)を購入していましたが、その金額が大きくなってきたので、資産分散の観点から、VOOを追加しました。S&P500のETFについては、SPY、VOO以外にIVVがありますが、IVVは野村証券での取り扱いがなかったので、VOOを買うことにしました。
配当利回りは1.42%
年間合計配当金額は、 3.4736ドルですから、株価を244ドルとすると
3.4736÷244=1.42%
と計算できます。この水準は、ヨーロッパのVGK、新興国のVWOに比べて1%ほど低い水準です。アメリカの企業は、利益を配当に回さずに、自社株買いや自社への設備投資などに使う傾向が強いようです。企業のCEOなど経営トップにとっては、現在の株主に分配金を払ってしまうよりは、株価を高くしておいて、自分が退任後に株式を売ったほうが得だということもあるのだそうです。
VOO単位あたり分配金(ドル:2017年6月~2018年4月) | |
2017/6/30 | 0.0300 |
2017/9/28 | 1.1760 |
2018/1/9 | 1.1839 |
2018/4/3 | 1.0837 |
年間合計 | 3.4736 |
外国証券分配金支払いのお知らせ
「外国証券 分配金支払いのお知らせ」の内容を見ます。最初のお預かり数量は、私の保有しているETFの数量の概算を入力してあります。
税込み分配金=お預かり数量×単位あたり分配金
現地源泉税は10%です。つまり、アメリカで10%課税されます。そのうえ、日本でも、通常に課税されますので、アメリカの税金が二重に課税されることになります。このため、翌年の確定申告で、還付してもらう必要があります。ただし、特定課税口座を使っていて、当年度や過去3年間に売却損がある場合などは、もともと、分配金が課税されませんから、当然還付もされません。
お預かり数量 | A | 200 |
単位あたり分配金 | B | 1.0837 |
税込み分配金 | C=A/B | 216.74 |
現地源泉税率 | D(%) | 10 |
源氏源泉税 | E=Z×D | 21.674 |
単位あたり現地手数料 | V | |
現地手数料 | W=A×V | |
現地税引分配金 | F==C-E | 195.07 |
現地精算金額 | Y=F-W | 195.07 |
源泉徴収適用レート | K | 105.80 |
国内税引前分配金(ドル) | 195.06 | |
国内税引前分配金(円) | 20,638 | |
国内源泉所得税(円) | 29.86 | |
外国税額控除対象額(円) | 3,176 | |
国内源泉地方税(ドル) | 9.75 | |
国内源泉地方税(円) | 1,036 | |
お受取金額(ドル) | 155.45 | |
お受取金額(円) | 16425 | |
源泉徴収適用レート | 106.33 | |
課税対象金額 | L=F×K | 20,741 |
現地税込分配金 | R=C×K(円) | 23,045 |
制限税率 | S(%) | |
国内源泉所得税 | O=L×税率(円) | 3,176 |
外国税額控除対象額 | (円) | 2,304 |
国内源泉地方税 | P=L×税率 | 1,036 |
還付請求金額 | E-Z×S |