2017年度の私の資産運用の重要項目 (上)

◎今日のグラフ:S&P500の1年間の動き

2017年度が終わりましたので、この1年間の私の資産運用の重要項目を述べたいと思います。特に順位付けはしません。下のグラフはアメリカのS&P500の1年間の値動きを示したグラフです。2018年1月26日までは順調に上昇しましたが、、その後は調整に入っています。

☆ VOOとASX200(STW AU)の購入

SPYの割合が増えたのでVOOを追加購入

私のポートフォリオのうち、最初に購入した外貨ETFはSPY(アメリカSPDRのS&P500のETF)でした。それが、資産全体の3割になってきましたので、資産を分散させる目的と、ウォーレンバフェットがバンガード社のVOOを推奨していることから、新たなS&P500のETFの投資としてVOOを選びました。S&P500のETFのとしては、この2商品のほかにブラックロックの社IVVがあります。IVVの信託報酬はVOOと並んで0.04%と、S&P500のETFのとしては最も引く水準にあります。しかも設定日はVOOよりも古く、純資産総額もVOOを超えています。また、私はバンガード社のVGK(ヨーロッパのETF)やVWO(新興国のETF)を保有していますので、資産分散の意味からはIVVの方が好ましかったのですが、私が口座を持っている野村証券は、IVVを扱っていないのです。そこでやむを得ず、VOOを新たな購入商品としました。購入して1年足らずですが、約4%の運用益が出ています。

ASX200(STW AU)

このETFはオーストラリアのETFです。ASX200が商品名で、STW AU というのティッカーコードです。私のETF購入基準の一つは、純資産総額が1兆円以上なのですが、この商品は3000億円です。したがって、最初は購入しませんでした。しかし、元東京大学教授でコロンビア大学教授の伊藤隆俊氏が「個人投資家は長期・分散投資を進め、ドルだけでなく新興国通貨も含め、分散するのです。」とおっしゃっているのを読んでから、この商品を購入することを決めました。ただし、新興国通貨を保有するつもりは、現在ありません。購入して1年足らずですが、約4%の運用損が出ています。VOOの方が購入金額が大きかったので、合計するとわずかに運用益が発生しています。

☆2017年後半の価格上昇

2017年10月の日経平均の16連騰など、世界的に株式相場が上昇しました。それ自体はうれしいことなのですが、一方で、連れ合いは、まだ購入途上にありましたので、いつの時点でどのくらい追加購入するかを悩みました。一方私の方は、保有金融資産のほぼ全額をETFに投資済みですので、何も悩むことはありませんでした。私の方針は、Buy and Holdですから、売ることもしません。つまり追加購入するお金も残っていないし、売るつもりもありません。まな板の上の鯉の気持ちで、今後10年、20年を過ごそうと思っています。