新社会人へのアドバイス
私は長いサラリーマン人生の間に、資産運用関係の仕事に携わって来ました。その知見をもとに、就職が内定した自分の子供にお金のアドバイスをしました。このブログでは、数回に分けてそれを説明しています。
⑦ 7000万円程度の住宅を購入するためには毎年200万円ずつ20年間貯める。今の260万円は6%複利で40年後に税引き後2018万円。
最近老後資産2000万円の問題が、政治、マスコミで大きく取り上げられましたが、それよりも大きな問題が住宅購入です。7000万円の住宅を購入するためには、銀行預金なら毎年200万円を35年間貯める必要がありますが、6%複利のインデックスファンドなら(所得税を考慮せず)20年で達成可能です。
年数 (毎年200万円貯蓄) |
金利ゼロ% | 6%複利 |
1 | 200 | 200 |
2 | 400 | 412 |
3 | 600 | 637 |
4 | 800 | 875 |
5 | 1000 | 1127 |
6 | 1200 | 1395 |
7 | 1400 | 1679 |
8 | 1600 | 1979 |
9 | 1800 | 2298 |
10 | 2000 | 2636 |
11 | 2200 | 2994 |
12 | 2400 | 3374 |
13 | 2600 | 3776 |
14 | 2800 | 4203 |
15 | 3000 | 4655 |
16 | 3200 | 5135 |
17 | 3400 | 5643 |
18 | 3600 | 6181 |
19 | 3800 | 6752 |
20 | 4000 | 7357 |
アインシュタインは、「人類最大の発明は複利」計算だと言ったそうです。
1年、2年ではわずかな差しか現れませんが、20年、30年経つと複利の効果は大きくなります。
72の法則
「72の法則」というものがありますが、これは元金が2倍になる年数を計算するには、72を利率で割ればわかるというものです。例えば利率が6%なら、72÷6=12年ですから、12年で2倍になります。銀行預金の利率はほぼゼロですが、アメリカS&P500の過去26年間の平均利回りは10%ですから、6%という利率は達成可能な数字ではないでしょうか。
毎年200万円の貯蓄
一方で毎年200万円貯めるのは結構難しいかも知れません。内定の決まった私の子供も、つい最近まで会社近くにアパートを借りるといっていましたが、生活費に1月10万円かかることが分かって、自宅から通うことにしました。ある程度通勤時間が長くなっても、その間、少し難しい本を読むようにすれば有意義な時間の使い方ができるというものです。
コンビニよりスーパーマーケットがお得
少しずつ節約する方法としては、コンビニの使い方も一つかもしれません。コンビニはスーパーマーケットよりも2~3割ほど価格が高いようです。コンビニも近々24時間営業をやめるかもしれませんから、営業時間はスーパーマーケットに近づきます。コンビニをやめてスーパーを使えば年間数万円から十数万円の節約になりそうです。ウォーレンバフェットは、若いころ、床屋に行くべきかどうか真剣に悩んだそうです。その理由は、床屋代を節約して複利で運用できれば、数十年後に何十倍にもなって返ってくるからです。ウォーレンバフェットの個人資産は現在、全米で第3位、9兆円です。
KDDIからUQモバイルへ乗り換え
これからはスマホ料金も自分で支払うことになったので、KDDIからUQモバイルへ乗り換えるそうです。コスト意識が少し生まれたのでしょう。私と連れ合いはもともと格安のフリーテルです。