私は最近みずほ銀行の銀行口座の一部を解約しました。
退職金等を3メガバンクに一時預金
みずほ銀行をはじめ、三菱東京UFJ銀行、三井住友銀行には十年前に退職金などを数千万円ずつ一時的に預けましたが、それを野村證券に送金したあと、外貨MMFに変換しました。さらにその外貨MMFでSPY(アメリカSPDRのS&P500のETF)、VGK、VOO、VWO等の外貨ETFを購入しました。
銀行預金は生活費の100万円のみ
現在みずほ銀行には100万円前後の生活費を普通預金に預けているだけです。みずほ銀行で使っているのは、入金が給与・年金・所得税の還付金の振り込み、出金がクレジットカード・固定資産税・健康保険・貸金庫の自動引き落としと生活費の引き出しです。
昔は銀行・郵便局、今はネット証券
銀行の利用方法としては、昭和の時代には定期預金が数パーセントの利子が付きましたが、現在はほぼゼロですので全く利用価値がありません。銀行の窓口が力を入れている外貨定期預金、ファンドラップ、各種保険などは、銀行だけ儲かって利用者は損をしますから近づかない方が賢明です。
三井住友・みずほ・三菱UFJ銀行・郵便局訪問記をご参照ください。
銀行は社会の役に立っているのか。
私は、昭和時代の終わりである1985年頃に富士銀行(現在のみずほ銀行)に身を寄せていたことがありました。その時に思った素直な疑問を行員に尋ねました。「銀行は社会の役に立っているのか。」という疑問です。高度経済成長が著しかった昭和の中期には、無担保で事業資金を貸し付けるなどの貢献がありましたが、担保がなければ貸し付けない方向に徐々に変わってきました。そして不動産の担保さえあれば資金を貸し付けるようになり、それが裏目に出たのが1990年頃の資産バブルでした。その後銀行は貸しはがしに移行し、現在のような異次元緩和金融政策による超低金利の時代になって、銀行預金者のためにならない商品ばかりを売り込んでします。
銀行の送金事業はいつまで続くか?
また、今まで楽にもうかっていた送金事業に関しては、ブロックチェーン、フェイスブックのリブラなどの技術進歩がどんどん進んでいます。先進国の財務省や中央銀行はリブラに対して懐疑的なようですが、世界中に銀行預金口座を持っていない人間が十億人以上いる状況では、いずれ近いうちにリブラかそれに代わる類似のものが世界中に広まっていくであろうことは容易に想像できます。
リストラ対象の銀行支店
このような急激な変化に銀行はどのように対応できるのでしょうか。昔ながらの銀行業務は経済全体の中でウェイトをどんどん下げて来るでしょう。既に私が利用している銀行の支店は閑散としていて、数年後にはATM数台を残してリストラの対象になるのだろうと予想しています。
大学生の就職ランキング
このような情報が大学生にも伝わり、最近は3メガバンクとも就職人気企業ランキングで順位を落としています。地方銀行はさらにひどい状況のようです。