1306の売却

野村證券から取引報告書が届きました。

NISAの1306を100万円売却

生活費に充てるため、1306(TOPIX連動型上場投資信託のETF)を100万円ほど売却したのですが、その報告書がはがきで届いたのです。私は基本的に金融資産を買うだけで、あまり売ることはしません。しかし、生活費に充当する必要があるときには、国内のETFである1306を売却します。

NISAからつみたてNISAに移行

1306はNISA枠で保有しているので、来年100万円が5年の期限になります。私の場合、NISAからつみたてNISAに移行したため、NISA枠のファンドをロールオーバーせずに、売却することにしています。つみたてNISAが2018年にスタートしたときに、NISAとつみたてNISAのどちらを選ぶかを考えました。

還暦過ぎでもつみたてNISA

つみたてNISAは一般的に若い人向けで、私は還暦を過ぎているので、NISAのままにする方法もあったかもしれません。しかし、平均余命は20年あります。そうすると今後数年間は、つみたてNISAをフルに利用できそうです。連れ合いも同じく還暦過ぎですが、平均余命は30年ぐらいあります。

NISAの残存期間

また、NISAがいつまで続くか分からないという不安もあります。資産形成が長期・分散・積立・低コストの方向に進むということを考えると、将来的に、NISAが廃止になるかもしれません。しかも、野村證券では外国ETFをNISA枠で購入できないのです。また、野村證券からつみたてNISA用の低コスト外国株式インデックスファンドが発売されたので、つみたてNISAに切り替えることにしました。

5年毎の含み益、含み損対応は面倒

NISAで少し気になる面もあって、NISAを選ばなかったのですが、それは5年毎に含み益、含み損、銘柄選択を検討しなければならないことです。しかも、制度がその間に変われば余計に面倒くさいことになります。ある程度金融リテラシーのある(と私は思っています)私が面倒くさいと思うのですから、普通の人はさらに戸惑うでしょう。

インターネットの成り行き注文

売却は東京証券取引所の開いている時間にインターネットで成り行きで売りました。

アメリカの成り行き注文は要注意

日本の取引所では、成り行きで売買してもあまり変な価格がつかないのですが、アメリカでは取引が成立すれば、どんな価格でも受け入れざるを得ないので、成り行き売買はやめた方が良いと野村證券の担当者から言われました。また、1306は日本最大のETFですから取引量が多く、成り行きにすれば瞬時に売れてしまいます。あまり取引量の多くない銘柄を売るときには指値の方が良いかも知れません。

所得税の非課税分は1万円

1306を約100万円売って、利益は約5万円でしたから、所得税の20%、つまり1万円分が非課税になります。1万円ですから、たいしたことはありませんが、あれば少しだけ嬉しいというレベルでしょう。