アメリカ最大の新聞であるUSA TODAYに、リタイヤ―後の生活への備えの記事がありました。今日はその2回目です。
リタイヤ―の蓄えのためにどのようにお金を用意するのか。
リタイヤ―に向けてできるだけ早く蓄え始める重要性は理解されましたが、リタイヤ―の貯蓄をどのように自分の予算に組み込むかを考え出さなければなりません。もしリタイヤ―のために給料の一部を蓄えることができるのならそうすればよいでしょう。これを自動で拠出できるのなら考える必要はありません。勤めている会社の提供する401(k)プランを利用して、自分自身で蓄えなければいけない金額を減らすのです。
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リタイヤ―の蓄えをする金銭的余裕がないなら、やり方を変えてみましょう。自分の裁量で買える金額に限度を設定し、ケーブルテレビや使っていないジムの会員などカットできる支出を探しましょう。年末のボーナスや税還付をリタイヤ―後に蓄えましょう。副業を始めるなど収入増大の方法を探し、昇給があったら、何よりもまずリタイヤ―後の受給額を増やすようにしましょう。
リタイヤ―後のためにどれだけ蓄えれば良いかは、目標やライフスタイルに寄ります。平均寿命から理想的なリタイヤ年齢を差し引いて自分自身のリタイヤ―プランを作りましょう。それからリタイヤ―後の平均年間支出額にリタイヤ―後の年数を乗じて、3%のインフレーションを加味します。「リタイヤ―計算機」がこの計算をしてくれて、積立金額がどれだけ増えていくかを計算してくれます。年率リターンは、5~6%という控えめな年率を使います。
「リタイヤ―計算機」によって、ゴールを達成するための1か月当り積立額と総額が分かるはずです。1か月当り目標額から、見込年金受給額、401(k)プランのマッチング金額、社会保障を差し引いて、必要積立額を計算します。社会保障受給額は「私の社会保障口座」を使って見積もることができます。
リタイヤ―後に備えて蓄えることは、時として窮屈かも知れません。でも、もう1か月、もう1年、遅らせたいと思った時には、長い目で見てどれほどのお金を損するかを思い出してください。
以上が USA TODAY の記事でした。
26年で6.8倍
世界最大のETFはアメリカのSPY(SPDRのS&P500のETF)で1993年のスタート時の44ドルから現在の300ドルまで、26年間で6.8倍に成長しました。アメリカ人で投資をしている人たちは、この事実を知っているでしょう。一方日本人は1989年の日経の最高値38,957円を、30年後の2019年でも超えていないという認識を持っています。
長期積立
それでは、投資の方法についての違いはあるのでしょうか。今回の記事を読んでわかることは、アメリカでも日本でも、推奨されている蓄財方法は、長期、積み立てだということです。若いうちから少しずつ積み立てて行けば、わずかな積立金でリタイヤ―後の準備ができるということです。