MAXIS Slim の 全世界株式(オール・カントリー) と米国株式(S&P500)

「投信ブロガーが選ぶ!Fund of the Year 2019」の1位と2位の銘柄を確認しましょう。

1位  eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
2位  eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)

① eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)

「投信ブロガーが選ぶ!Fund of the Year 」の上位に来る銘柄の特徴は、以下の通りです。

  • 低コストであること
  • 積み立てに向いていること
  • ETFよりインデックスファンドが好まれること
  • 対面証券よりネット証券に適した銘柄であること
  • 純資産総額は小さくても気にされないこと
  • 米国だけや先進国よりも全世界が好まれること

この特徴を最もよく表した銘柄が上位に入ります。第1位のeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)です。この銘柄を詳しくみましょう。

〇 ファンドの目的

日本を含む先進国および新興国の株式市場の値動きに連動する投資成果をめざします。

〇 ファンドの特色

特色1  MSCI オール・カントリー・ワールド・インデックス(配当込み、円換算ベース)に連動する投資成果をめざして運用を行います。

国・地域 構成比率
アメリカ 55.8%
日本 7.3%
イギリス 4.8%
フランス 3.4%
カナダ 3.1%
その他 14.1%
中国 3.7%
韓国 1.4%
台湾 1.3%
その他 5.1%

 

特色2  主として対象インデックスに採用されている日本を含む先進国および新興国の株式等(DR(預託証書)を含みます。)への投資を行います。

特色3 原則として、為替ヘッジは行いません。

■ファンドの仕組み

運用は主に外国株式インデックスマザーファンド、新興国株式インデックスマザーファンド、日本株式インデックスマザーファンドへの投資を通じて、日本を含む先進国および新興国の株式等に投資を行うファミリーファンド方式により行います。

・外国株式インデックスマザーファンドは、MSCIコクサイ・インデックス(配当込み、円換算ベース)に連動する投資成果をめざします。
・新興国株式インデックスマザーファンドは、MSCIエマージング・マーケット・インデックス(配当込み、円換算ベース)に連動する投資成果をめざします。
・日本株式インデックスマザーファンドは、MSCI ジャパン・インデックス(配当込み)に連動する投資成果をめざします。

■分配方針

● 年1回の決算時(4月25日(休業日の場合は翌営業日))に分配金額を決定します。
● 分配金額は委託会社が基準価額水準、市況動向等を勘案して決定します。ただし、分配対象収益が少額の場合には、分配を行わないことがあります。

基準価額、純資産総額の推移は次のグラフの通りです。(2018/10/31~2020/2/28)この後、3月に入って世界の株式相場は暴落しました。

全体として、この銘柄は全世界の株式に投資するオーソドックスな商品です。ただし、3月16日現在純資産総額が164億円しかないのが気になります。

②  eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)

S&P500は、ウォーレン・バフェットが、自身の死後、家族が相続財産を運用する商品として、遺言に記載している指標です。私も、米国の株式はこのインデックスのETFで運用しています。

〇 ファンドの目的

S&P500指数(配当込み、円換算ベース)の値動きに連動する投資成果をめざします。

〇 ファンドの特色

特色1  S&P500指数(配当込み、円換算ベース)に連動する投資成果をめざして運用を行います。

特色2  主として対象インデックスに採用されている米国の株式に投資を行います。

特色3  原則として、為替ヘッジは行いません。

■ファンドの仕組み

運用は主にS&P500インデックスマザーファンドへの投資を通じて、米国の株式に投資するファミリーファンド方式により行います。

■分配方針

● 年1回の決算時(4月25日(休業日の場合は翌営業日))に分配金額を決定します。

■組入上位10銘柄

銘柄 業種 比率
1 MICROSOFT CORP ソフトウェア・サービス 4.7%
2 APPLE INC テクノロジ・ハードウェア・機器 4.5%
3 AMAZON.COM INC 小売 3.1%
4 FACEBOOK INC-CLASS A メディア・娯楽 1.8%
5 BERKSHIRE HATHAWAY INC-CL B 各種金融 1.6%
6 ALPHABET INC-CL C メディア・娯楽 1.5%
7 ALPHABET INC-CL A メディア・娯楽 1.5%
8 JPMORGAN CHASE & CO 銀行 1.5%
9 JOHNSON & JOHNSON 医薬品・バイオテクノ・ライフ 1.4%
10 VISA INC-CLASS A SHARE ソフトウェア・サービス 1.2%

基準価額、純資産総額の推移は次のグラフの通りです。(2018/10/31~2020/2/28)この後、3月に入って世界の株式相場は暴落しました。

全体として、この銘柄はS&Pの株式に投資するオーソドックスな商品です。ただし、3月16日現在純資産総額が608億円しかないのが気になります。