お金と夫婦関係 1

お金に関しては、夫婦で意見が違うことはよくあります。我が家でも、考え方が同じ分野と異なる分野があります。

職場へは弁当持参

同じ考え方は、外食をほとんどしないことです。家で作った方が、安く、体にもいいのです。二人とも職場へは弁当を持っていきます。昼を外で食べれば1,000円近くしますが、自分で弁当を作って持っていけば200~300円で済みます。コンビニの弁当も高いし、いろいろ添加剤が多いので買いません。

コンビニは高い

もう一つの共通点は、コンビニで物を買わないことです。スーパーはコンビニより2~3割安いので、コンビニはとてもぜいたくです。

銀行預金とETF

一方で、意見の違っていたこともあります。15年前まで連れ合いは、貯蓄の全額を銀行預金にしていました。その後少しずつ、ETFに移し、現在は1306(TOPIX連動型上場投資信託(ETF))とSPY、VOO(アメリカのS&P500のETF)に半分ずつ投資しています。

ショックの度に意見不一致

しかし、この15年間にはリーマンショック、チャイナショック、コロナショックがあり、そのたびごとに意見が食い違っていて時期もありました。

お金と夫婦関係

お金のために夫婦関係が壊れないようにするためにはどうすればよいでしょうか。USA TODAY 5月12日とForbsの2015年7月6日の記事をもとに知恵があるか考えてみましょう。以下は拙訳です。

お金が原因で離婚しないようにする戦略

結婚の幸せが続くように、お金のコツを使いなさい

驚くほど普及している考え方:アセントの最近の調査によると、10人のうち7人が「お金に関する不貞」を少なくとも一度は犯したことがあると言っています。

結婚するということは、単に浮気しないということだけでなく、お金に関しても、生涯一緒に取り組むことを合意することです。しかし、人によってはお金を一緒に管理することが、過度に緊張をおもたらすことになります。買い物について言い争いをして、お互いに隠し、その結果、破綻するのです。

お金の問題はとても厄介なので、サントラストの研究によれば、夫婦関係のストレスを経験している人は、困った習慣のうち、お金を断トツで1番目の理由に挙げています。

このことは、既婚夫婦にとって厳しい宣告に思えますが、そうなってはいけません。お金の問題が結婚より優先することを、夫婦が避ける手段はいろいろあると専門家は言います。「やる」というのであっても、お金の問題では「もうやらない」という風に考えるのであっても、以下のコツは、お金の問題で夫婦関係を壊さないための役に立つかもしれません。

1.墓穴を掘らない

「私が見てきた夫婦の中で最も多い失敗は、結婚式にお金を使いすぎることだ」と個人資産が専門で、法律に詳しいアン・マーガレット・カロッツァは言います。

結婚式の平均費用は26,000ドル以上で、もしニュー・ヨーク市などの大都会に住んでいると、ほぼその3倍になります。「これから船出するほとんどのカップルは、そのための現金を払う余裕がないので、この一日のお祝いの費用を払うだけのために、借金をすることになります。多くの若いカップルにとって学生ローンやクレジットカード負債に追加される。だから、しょっぱなから文字通り借金まみれなのだ」と彼女は付け加えます。

だからカップルは、結婚式をあきらめる必要があると言っているのではないのです。予算に制限のある場合は、小規模なものにするか、もっと手ごろな料金の結婚式にする方法を見つけるのです。そして、大きなパーティーは、5周年、10周年に資金状況が改善した時のためにとって置くのです。

2.心配なことを話し合う

配偶者に資産状態をすべて打ち分けることは、いい気持ではないですが、しなければいけないというのが、専門家の一致した意見です。この時に、未決済の借金、ローン、収入源、投資その他の金融資産・債務を話すのです。(もし既婚で、まだこの情報を黙っているなら、今こそ打ち明ける時です。)

もし、再婚、再再婚で、扶養料か養育費の支払いをしていたり、老いた両親、成人した子供に将来金銭支援を施すことを考えているなら、できるだけ早く話す必要があります。

3.配偶者のお金に対する考えを理解する

「お金のことで戦っているように見えることが、実はお金のことでない場合がとても多い。実は気質の衝突なのだ」とマット・ベルは言います。彼は、サウンドマインドインベスティング・ドットコムの共同編集者で、「お金と結婚」という本の著者です。

「気質は衝突の大きな隠れた要因だ」と彼は言います。配偶者がお金を使い過ぎていることに、腹を立てるかも知れませんが、問題は単にそんな余裕があるからではなく、本当の恐怖はいつか請求書の支払いができなくなるかもしれないという、もっと深いところにあるかもしれません。

配偶者のお金に対する見方や、お金に関しどのように育てられてきたかを理解することも大切だと、カリフォルニア・ファイナンシャル・アドバイザー社長で、様々なお金の本の著者であるマイケル・ペリー・ヒギンズは言います。「両親は節約家だったのか、あるいは浪費家だったのか?あなたは限られて予算内で生活したのか?両親はお金のことを話したか、それともその話題はタブーだったか?お金に関して配偶者が最も恐れていることは何か?これらの答えが、すべて結婚や、配偶者が今日お金をどう扱うかにかかわってくる。」

もしこの話題を配偶者に切り出すことに不安があるなら、オンラインの「お金に関する性格」クイズをやってみたらどうでしょう。例えば、マネー・ハーモニーは、貯金する人、浪費する人、お金に執着しない人、お金で冒険しない人、貯蓄家かどうかを決める無料のクイズを提供してます。このタイプのクイズは、会話を始めて、緊張した話題になるかもしれないことを、少し気楽なものにする楽しい方法です。