VOO :バンガードS&P 500 ETF(ウォーレン・バフェット推薦)2022年10月

年間分配率は1.4%

四半期ごとに支払われる分配金の通知が届きました。年間では5.7980ドル、分配率は1.50706%です。昨年はそれぞれ、5.2867ドル、1.41424%でしたから、金額、率ともに上昇しています。

交付日 株価(ドル) 配当等の単価(ドル) 分配率(%)
2020/1/7 299.26 1.4285 0.47734%
2020/3/18 210.74 1.1780 0.55898%
2020/7/7 288.90 1.4333 0.49612%
2020/10/5 303.28 1.3085 0.43145%
2020/12/29 339.16 1.3829 0.40774%
2021/4/1 368.16 1.2625 0.34292%
2021/7/5 398.00 1.3329 0.33490%
2021/10/5 398.08 1.3084 0.32868%
2021/12/28 438.48 1.5329 0.34959%
2022/3/28 418.99 1.3737 0.32786%
2022/7/6 352.33 1.4321 0.40647%
2022/10/4 347.21 1.4692 0.42314%

「分配金」と「配当金」

分配金は、投資信託を持っていれば定期的に得られるお金です。株式投資をしている人なら「配当金」と同じようなものだと感じるかもしれません。配当金は、株式を持っており、さらに当該企業が配当を出した際に受け取ることができるお金です。もちろん、「無配」を決定することもありますので、金額やそもそも配当をするか否かは企業ごと、企業の業績ごとに異なります。

分配金と配当金は似ているようで、違いもあります。

配当金は、企業が活動して得た利益を投資家に還元しています。企業が配当金を出したからといって、必ずしも株価が下がるわけではありません。

しかし分配金は、分配が行われると投資信託の資産が減り、基準価額(投資信託の値段)が下がります。分配金を多くもらえるとうれしい気がしますが、実は投資に回せるお金の一部を取り崩して受け取っているだけなので、「多ければ多いほどよい」というものではありません。

近年人気の投資信託には「分配金なし」のものも多いです。この場合、利益が出ても投資家に還元せずすべて再投資に回せるため、「利益が利益を生む状態」を作りやすくなります。つまり、投資信託の純資産が減らない分、より効率的に運用をしやすくなるということです。

長期間にわたって投資していくなら、「分配金なし」を選択し、分配金原資を再投資していく方法を選択することも検討してもよいでしょう。ただし、株式ETFは「分配金なし」を選択できません。一方で、年金の足しにしたいなど、定期的にお金を受け取れることにメリットを感じるなら「分配金あり」のほうが合うケースもありますが、運用効率が下がることは念頭に置いておくとよいでしょう。


VOOの翻訳

世界最大級の資産運用会社であるバンガード社の日本法人(バンガード・インベストメンツ・ジャパン株式会社)が2021年2月28日をもって廃業しました。その結果、日本語版のETFの商品説明をやめたので、英語版を日本語に翻訳してその内容を確認します。

VOO バンガードS&P500ETF

  • 運用スタイル:インデックス
  • アセットクラス:国内株式 – 一般
  • カテゴリー:ラージブレンド
  • リスクとリターンの尺度:4
  • 経費率:0.03% 2022年4月29日現在
  • 前年同期比リターン:-24.05% 2022年12月10日現在⇒ ー24%はすごい
  • 市場価格(MP):   $327.62 2022年12月10日現在
  • NAV価格:     $327.68 2022年12月10日現在

概要 主要データ

  • IOVティッカーシンボル:VOO.IV
  • CUSIP:922908363
  • 経営スタイル:インデックス
  • アセットクラス:国内株式 – 一般
  • カテゴリー:ラージブレンド
  • 開始日:09/07/2010

レーティング:リスクとリターンの尺度

少ない —————–4—–高い

ファンドへの投資は、短期間あるいは長期間に渡って損失が生じる可能性があります。ファンドの株価やトータルリターンは、株式市場全体の変動と同様に、広い範囲で変動するものとお考えください。

価格

  • 最低投資額: $327.62     2022年12月10日現在
  • 市場価格:  $327.62     2022年12月10日現在
  • 市場価格変動:-$1.01 (-0.31%) 2022年12月10日現在
  • 経費率:   0.03%     2022年04月29日現在
  • 基準価額:  $327.68    2022年12月10日現在
  • 基準価額の変化率 -$1.07 (-0.33%) 2022年12月10日現在

パフォーマンス

  • 前年同期比リターン(MP):-24.05% 2022年12月10日現在
  • 前年同期比(NAV):     -24.04% 2022年12月10日現在

商品概要

  • 米国の大企業500社を代表するS&P500指数に採用されている銘柄に投資します。
  • 米国株式全体のリターンを示すとされるS&P500指数のリターンに連動することを目指します。
  • 債券に比べ株価の上下が激しく、成長性が高い。
  • 長期的な視点で、お金の成長が重要な場合に適している。
  • ファンドの運用:バンガード・エクイティ・インデックス・グループ

パフォーマンスと手数料 トータルリターン 2022年9月30日現在

1年間 3年間 5年間 10年間 2010年9月7日設定以来
-15.39% 8.16% 9.23% 11.68% 12.54%
-15.52% 8.12% 9.20% 11.66% 12.52%
-15.47% 8.16% 9.24% 11.70% 12.56%

経費率

  • VOO:            0.03% ⇒圧倒的に安い
  • 類似ファンドの平均経費率:0.80%

ポートフォリオ構成 特徴 2022年8月31日現在

ファンダメンタルズ    VOO    ベンチマーク
銘柄数          503     503
時価総額中央値      165.8億ドル 159.7億ドル
収益成長率        20.1%    20.2%
短期準備金        -      -
PER           19.8倍    19.8倍
PBR             3.7倍      3.7倍
離職率(2021年12月期)   2.3%               –
自己資本利益率                     23.3%           23.3%
外国人保有比率                       0.1%              –
ファンド純資産総額           7,541億ドル        –
株式クラス純資産総額        2,639億ドル

バリュー株とグロース株が混ざっていて、大型資本の株式を対象としています。

中程度~積極的なファンドに関連するリスク

中程度~積極型に分類されるバンガードのファンドは、株価が大きく変動する可能性があります。これは、実質的にすべての資産を普通株式で保有しているために起こるものです。

一般的に、このようなファンドは、以下のような投資家に適しています。

長期投資(10年以上)の視野を持っている。
第一の目標として、資本の成長を求めている。
株式市場で起こりうる株価の下落に耐える覚悟がある。
株価の変動は、普通株式が提供し得る潜在的な高リターンと引き換えのものです。このカテゴリのファンドが生み出す経常利益の水準は、中程度から非常に低いものまであります。

加重平均エクスポージャ 2022年8月31日現在

⇒本来なら9月末のデータが表示されるはずですが、英語版も先月のままです。

セクター S&P 500 ETF2022年8月31日現在 S&P 500インデックス (ベンチマーク)2022年月31日現在
コミュニケーション・サービス 8.40% 8.40%
一般消費財・サービス 11.40% 11.40%
生活必需品 6.80% 6.80%
エネルギー 4.70% 4.70%
金融 10.80% 10.90%
ヘルスケア 14.10% 14.10%
産業機械 7.90% 7.90%
情報技術 27.30% 27.30%
素材 2.60% 2.50%
不動産 2.90% 2.90%
公益事業 3.10% 3.10%

保有内容 2022年8月31日現在

⇒本来なら9月末のデータが表示されるはずですが、英語版も先月のままです。

銘柄 割合
Apple Inc. 7.16%
Microsoft Corp. 5.79%
Amazon.com Inc. 3.29%
Tesla Inc. 2.05%
Alphabet Inc. Class A 1.92%
Alphabet Inc. Class C 1.79%
Berkshire Hathaway Inc. Class B 1.50%
UnitedHealth Group Inc. 1.44%
Johnson & Johnson 1.26%
Exxon Mobil Corp. 1.19%