SPYは世界最大のETFで、私も1億円以上保有しています。その分配金支払いのお知らせが届きました。今回の単位当たり分配金は、1.596396ドルで年間では6.175709ドル、年間分配率は1.49%です。分配率自体は低いのですが、株価が上昇してきたのでトータル・リターンは高くなっています。

| 交付日 | 株価 | 配当等の単価 | 分配率 | 
| 20/02/05 | 332.20 | 1.569992 | 0.47% | 
| 20/05/08 | 292.44 | 1.405559 | 0.48% | 
| 20/08/05 | 332.11 | 1.366242 | 0.41% | 
| 20/10/30 | 326.54 | 1.339224 | 0.41% | 
| 21/2/1 | 376.23 | 1.580000 | 0.42% | 
| 21/5/6 | 419.06 | 1.277788 | 0.30% | 
| 21/8/2 | 437.59 | 1.375875 | 0.31% | 
| 21/11/1 | 460.04 | 1.428117 | 0.31% | 
| 22/2/1 | 452.95 | 1.636431 | 0.36% | 
| 22/5/2 | 414.48 | 1.366009 | 0.33% | 
| 22/8/1 | 410.77 | 1.576871 | 0.38% | 
| 22/11/1 | 384.52 | 1.596398 | 0.42% | 
今の株価下落はITバブル、リーマンショックに並ぶか?
SPYは発売されてから約30年経ちましたので、そのチャートを見てみましょう。1993年初めの価格は43.94ドル、現在は395.45ドルですから、約9倍になりました。この30年間に大きな下落を何度か経験しています。2000年のITバブルがはじけて2003年には80ドル台まで下落しました。2008年のリーマンショックの後、2009年には70ドル台まで落ち込みました。現在の下落はこの二つの大きな下落に匹敵するようにも見えますが、株価自体が大きくなったので、下落幅が大きく見えますが、まだ、この二つには及んでいないようです。

SPYの現状を確認します。
- 純資産総額:$381,021.77(百万米) 2022年11月15日現在 ⇒約53兆円
- 総経費率: 0.0945%
主な特徴
- S&P 500®指数の値動きに、経費控除前ベースで概ね連動する投資成果を追求します。
- S&P 500®指数は、世界産業分類基準(GICS)において定義される全11業種に分散された米国の大型株式で構成される指数です。
- 1993年1月に設定された本ファンドは、米国において上場された最初のETFです。
ベンチマークについて
S&P 500®指数は、米国の上場企業の中から厳選された500銘柄で構成される指数であり、産業グループの分散は24種以上に及んでいます。
ファンド情報 2022年11月16日現在
- ベンチマーク:S&P 500 Index
- 設定日:1993年01月22日
- オプション取引:可
- 総経費率:0.0945%
- 基準通貨:USD
- マーケティング・エージェント:ステート・ストリート・グローバル・アドバイーズ・ファンズ・ディストリビューターズ LLC
- 管理会社(スポンサー):PDR
- アドミニストレーター:State Street Bank and Trust Company
- 販売会社:ALPS Distributors, Inc.
- 分配頻度:四半期毎
上場証券情報 2022年11月16日現在
取引所             基準通貨  設定日  ティッカー
ニューヨーク証券取引所(NYSE) USD  1993年01月22日 SPY
東京証券取引所          JPY  2011年03月24日 1557
ファンド特性 2022年11月15日現在
3-5年予想一株当たり利益(EPS)の成長率:11.46%
組入銘柄数:                503
株価純資産倍率(PBR):          3.78
予想株価収益率(PER):          17.50
時価総額加重平均:             $467,335.13(百万米)
利回り指標 2022年11月15日現在
30日SEC利回り:      1.52%
30日SEC利回り(Unsubsidized):-
ファンドの配当利回り:   1.55%
インデックスの配当利回り: 1.65%
現金保有額 2022年11月15日現在:$1,187,230,027.04(米) ⇒1660億円
運用実績 2022年10月31日現在
⇒ 10年間トータル・リターンが12%超、設定来30年間でも9%超という実績は、低金利に慣れた日本人には信じられない水準ですが、これは事実です。
| 基準日 | 1年間 | 3年間 | 5年間 | 10年間 | 設定来 | 
| 基準価額 | -14.67% | 10.08% | 10.29% | 12.64% | 9.61% | 
| 市場価格 | -14.65% | 10.07% | 10.30% | 12.65% | 9.61% | 
| S&P 500 Index | -14.61% | 10.22% | 10.44% | 12.79% | 9.73% | 
ファンドの組入上位銘柄 2022年11月15日現在
銘柄名             組入比率
Apple Inc.            6.75%
Microsoft Corporation       5.37%
Amazon.com Inc.         2.61%
Alphabet Inc. Class A       1.76%
Berkshire Hathaway Inc. Class B  1.67%
Alphabet Inc. Class C       1.58%
Tesla Inc             1.54%
Exxon Mobil Corporation      1.42%
UnitedHealth Group Incorporated  1.40%
Johnson & Johnson        1.35%
業種別構成比率
業種 組入          比率
情報技術           26.56%
ヘルスケア          14.90%
金融             11.59%
一般消費財・サービス     10.55%
資本財・サービス       8.46%
コミュニケーション・サービス 7.45%
生活必需品          6.82%
エネルギー          5.43%
公益事業           2.91%
素材             2.68%
不動産            2.66%